【大阪】メイド遊園地 MaidParks 『萌え萌え』

メイド遊園地 MaidParks メイドカフェ『萌え萌え』（http://maid-parks.com/cafe-top.html）

宿を大阪・梅田に取っていた私は、こちらに12/8,12/9と２日、萌え萌えに足を運んだ。時間帯が同じだったせいか、２日とも同じメイドさんに当たりました。そのメイドさんも北は東京、南は博多までメイド行脚をしているという話でした。通った数は私よりちょっと多かった（さすがｗ）

とりあえず、北海道は未開の地らしいので･･･『寒いけど来てみろりん★』なんて言ったとか、言わなかったとか・・・まぁ、そんな感じ。

さて、こちらでは

はちみつレモン

を頂きました。はちみつがきいてておいしかった。メイドさんがお砂糖いれますか？と聞いてくれるので、じゃあ入れてくださいとお願いします。

すると、

「ま～ぜ、ま～ぜ、おいしくな～れ、おいしくな～れ。ご主人様のためにも～っとおいしくな～れ。ご主人様ありがとうございます。」

と言いながら混ぜてくれました。テーブルから去っていく時は、スカートのすそをつかんであいさつ。

ああ・・・テレビで見たようなメイドカフェスタイルと思ったｗ

ここは、区分で分けていくとコミュニケーション型のメイドカフェなのかな？

しかし、ここのコミュニケーションは非常に完成されていた。

いや、これは関西メイド系をあちこち巡ってみて全体的に感じたことだけども、コミュニケーションを取る時は周囲にちゃんと気を配りながら、しかも常連とか一見とかそういうのまったく満遍ない位に、平等にコミュニケーションを取る。

非常にコミュニケーションを取るのがうまいという感想を得た。これは地域性なのかもしれない。今回の行脚を全面的にサポートしてくれた神戸在住のＹ氏は、

「関西人はそこに居る”みんなで楽しく”という意識が強いのかも･･･」

と語る。

これは、ボクのように千キロ以上遠くから来た遠征客にとってとても嬉しい事だった。コミュニケーション型ってのは、正当派志向な方からすると「邪道でなってない」と言われる事も少なくないが、コミュニケーション型も平等に皆が楽しめるまでに完成されているのであれば、逆にいいものである。

ボクは基本的に正当派が好きだけど、性格上、話好きだし、楽しい事が好きだし、ネタっぽいのも好きだから両方楽しみたい！

そんな欲張りな人間である（笑）

Ｐ．Ｓ．（プレ捨て）：
さて、萌え萌えのメイドさんに「北海道で知ってるメイド喫茶ってどこですか？」って聞いて一番目に出てきたのが・・・

めいど模擬店ReverseMoonだったｗｗｗ

あとマーメイドとロランベリーは知ってましたね。いずれも閉店してしまいましたけど･･･

でもなぜかプリムを知らなかった（笑）


それにしても、一発目に模擬店出してくるのは･･･マニアック杉。

【神戸】お月見猫王様の不思議な銘茶館

神戸２件目は、お月見猫王様の不思議な銘茶館（http://www.otukimi-neko.com/）にお邪魔致しました。

こちらは先ほど書いた神戸KANONの姉妹店ということになりますが、決して２号店といったような扱いではなく、このお店自体また違ったコンセプトを持っていた。

先ほどの神戸KANONが歴史ある港町・神戸らしさを持たせ、また神戸への想いをコンセプトにしたものであるならば、こちらはまた一風変わって童話とか絵本の世界です。

子供の頃、お気に入りの絵本を買ってもらい、それをわくわくしながら読んでいたあの気持ち、覚えていますか？ボクはずいぶんと遠い昔に失ってしまったような気がしています。

では、レポ。こちらも店内および店外は撮影禁止なので、写真は一切ありません。

【雰囲気・内装】
扉をあけると、扉に着いたツリーチャイムによってまるで流れ星のような非常にきれいな音がしました。神戸KANON同様に内装はこだわっています。今度は壁に猫王様の絵。

こちらのメニューはお店のロゴがあしらわれたお皿を使っています。お皿だけではなく、ナイフやフォークなど、あらゆる食器にこだわりがあって、見た目でも楽しませてくれる。
伝票はお店のコンセプトをお店と同じタイトルの絵本にしたものを台として、はさんである。伝票台なのに絵本としても楽しめるのだ。これには驚かされた。

こちらのお店は広めでゆったりしている。クラシック音楽がとても似合う。女性客が多いのはうなづける。（一般の人でもとても入りやすい）

こちらはコンセントは完備しているものの、無線LANはありません。コミュニケーションもKANONに比べるとなかったが、雰囲気の良さと、スイーツのクオリティの高さを楽しみにくるならいい。

【細かなこだわり】
こちらも神戸KANON同様にお水は青いボトルで。また氷や砂糖は今度は星形です。KANON同様にコンセプトにあわせて色々と選ばれている。

プレートやシュガーポットなどはすべて、お店のロゴ（二匹の猫とクレセントムーン）がついている。非常におしゃれなデザイン。それに限らず、ナイフやフォークなどにいたるまで、あらゆる食器にこだわりがあって、見た目でも楽しませてくれた。

【メニュー】
神戸と言えば、やっぱりスィーツがおいしいというイメージを持っている方も少なくないのでは？

ボクが頂いたスィーツはベリーベリーミルフィーユ。３種類くらいのベリ−系をふんだんに使ったミルフィーユである。ナイフを差し込んでみればわかるが。本当にぱりっとしていた。かなり本格派のミルフィーユだ。食べたとたんに、思わず笑みがこぼれてしまった。そして、そのおいしさにこの上なく感動した。

フレーバーティーのアプリコットは、アプリコットの香りがとてもよかった。ティーポットにはお茶がさめないように布をかけてくれる。ティーカップもとてもおしゃれなデザイン。ちなみに、お好みでミルクを付ける事ができるが、ミルクはちゃんと温められて出てくる。ミルクは泡立っててある。ボクは１杯目を普通にストレートで、２杯目にミルクで楽しませていただきました。

これは女性の皆さん要チェキですよ？

【うれしいサービス】
和英花みくじというおみくじをひける。結構当たっていた。おみくじというのも、女性に受けるポイントなのかも。（後ほど、画像をアップしますね）

【接客】
おおすじ、神戸KANONの接客で書いた事が当てはまる。接客時に頭を非常に深く、ゆっくりさげる。おもてなしの心が良く伝わってきます。とても品格或るお店なので、お客さん自身にもそれを楽しむ用意ってものが必要ですね。

またボクが行ったときは、コミュニケーションも神戸KANONに比べると少なかったように思える。

しかし、雰囲気の良さと、スイーツのクオリティの高さを楽しみにくるなら相当いいお店です。

【まとめ】
これも、おおすじ神戸KANONの項目で書いてしまったので、端折りますが、やはり非常にコンセプチュアルなお店だったと思います。個人的には、ここに来るためだけに神戸へ行っても良いと思いました。ほんとに絶賛いたします。

【神戸】神戸KANON

クルトンは本業の都合により、関西方面に来ている。本業の合間に大阪、神戸、京都のメイド系をのぞいてみよう思い、あちこちにお邪魔させていただいています。そんな第１弾は神戸より。



１２月８日は、神戸ルミナリエ初日という事で街はにぎわいを見せ、交通規制（歩行者の一方通行まで）がかかっていた。

さて、最初は三ノ宮駅前にある「センタープラザ」（西館にはアニメイトがある）内の神戸KANON（http://kobe-kanon.com/）に行ってきました。撮影はお店の外観を含め全面的にNGとのことで、写真はありません。テキストのみでお送り致します。

【内装・雰囲気】
お店の内装はかなりこだわっていた。壁にはエンジェルの絵。テーブルの上に並ぶ食器もまたゆったりとした雰囲気を演出してくれる。神戸KANONのHPのコンセプトにも書いてある通り、スローな時間を過ごすことができるいいお店でした。

今回、ボクを全面的にナビゲート＆サポートしてくれた神戸在住のY氏から、神戸の話はたくさん聞かせていただきました。なるほど、神戸KANONがつくられた背景よくわかりました。

【細かなこだわり】
お店の中では非常に細かいところに至るまでこだわっていた。まず、メイドさんがワゴンに載せて青いおしゃれなボトルにはいったお冷とグラスを運んできます。グラスの中の氷はハートの形をしていた。

呼び鈴もハートの形をあしらったもの。お砂糖（角砂糖）もハートの形をしている。テーブルの上には小さめのハートが、コーヒーをお願いしたら大きなハート形のお砂糖がついてきました。

食器にも色々とこだわりがあり、まぁ画像が無いので伝える事は難しいところだが・・・本当におしゃれ。料理は味と見た目で楽しませるものとは良く言ったもので、それがテーブルの上に乗ったとたんに、舌よりも先に目でおいしい感じでしたね。

【メニュー】
シーフードピラフ デミグラスソースとコーヒーを頂きました。シーフードピラフはシーフードのベースが良く出ていて、非常にコクがあり味わいある一品でした。デミグラスソースとからめて食べるともうね・・・ひたすらうなづいていました。

オリジナルブレンドのコーヒーは最初の１杯目を上品な感じで非常に丁寧に注いでくれました。コーヒーポットの中には小さめのカップで２杯半ぶんほど入っていました。

コーヒーに関してはさすがは神戸だと思いました。かなり本格的。最初に豆の香ばさが口いっぱいに広がる。そして、やはりさめても味や風味がほとんど変わらない。ストロングとソフトとアメリカンから選ぶ事が出来、ボクはソフトをホットで頂きました。本当においしいコーヒーだった。

メニューは全体的に比較的高めではあるが、このサービスのよさと、出てくるメニューのクオリティの高さを入れれば、決して高くはないと感じる。

これはボクの個人的な好みなのですが、ぼくはお料理や飲み物に関しては量か質かと言われると、質を追求するタイプです。たとえ、少量でとても高くても、本当においしいものならば、出費を惜しまない。おいしいものを口にしたい人なのだ。

【うれしいサービス】
壁側のほうは全席にコンセント、無線LANを完備していた。ノートPCを開いていたお客さんもいらっしゃいました。

【接客】
とにかく丁寧です。メイドさんがお店の中で存在感を強く主張する事なく、ただ忠実に、堅実に、僕らにゆったりとした時間を与えてくれるべく給仕してくれる。ボクが良くブログ上で使う表現ですが「コンセプチュアルなメイド喫茶」というイメージにぴったりハマるお店でした。

ベルで鳴らせばすぐにやってくるし、用件が終わった後は深く丁寧に頭をさげて去っていきます。ここまでしっかりやってるメイド喫茶ってのはボクが行った中では初めてです。

また、こういった状況から、客はコンセプトを押し売りされることはない。「ここはメイド喫茶なんですよ！メイドさんだよ！萌えなんだよ！」と主張されることもない。メイド喫茶として楽しむのも、上質なサービスをしてくれるカフェとして楽しむのも、お客様次第ということである。

コンセプチュアルなメイド喫茶は究極には、お店を舞台にした静かなるロールプレイだとボクは考えています。つまり、自分がテーブルについているとき、お店側に寄って提供された雰囲気とサービスの中で、客が自ら楽しみを見いだし、頭の中でコンセプトを展開するのだ。ボクはこういったところが、コンセプチュアルであると言えると思った。

【まとめ】
ほんと、関西１発目からこのクオリティだったので、もう感激・感動の連続でした。次に紹介する系列店「お月見猫王様の不思議な銘茶館」も含め、神戸のこの２店へ行ってみて「本格的かつ正統派である」という事の意味を再考させられました。

メイド喫茶において正統派という定義は元来あいまいである。萌えを強調しないことが正統派なのか？客と必要以上のコミュニケーションを取らない事が正統派なのか？黎明期のメイド喫茶のスタイルに忠実に習う事が正統派なのか？

何が正統派であって、何が正統派ではないか。。。それは人それぞれの評価尺度に依存している。

だからこそ、正統派であるには、ある制約の中で。。。少し具体的に言えば、その制約というのは、全体の雰囲気や隣の客に干渉しない為の制約なのだと思うが、その制約の中で、客のそれぞれが自分が着いているテーブルというステージでロールプレイできるコンセプトを土台として持っているお店を正統派というのではないか？と思ったのですよ。

テーマを強く持たせる事、そのテーマに客をハマらせようとするのとはまたちょっと違う。あくまでお店は雰囲気とサービス、お料理を提供するだけなのだ。

接客方針について厳密なマニュアル化をしないが、方向性を打ち出す為にコンセプトが存在する。コンセプトはあくまで統一感を出して行くための方向性である。

あと接客は丁寧すぎてお堅い感じなのかと思わせつつも、オーダー時には常連さんとのコミュニケーションも少しありました。また、お客さん自身もやはりお店の雰囲気に会った品格を求められるので、メイドを捕まえてずっとお話し続けるという事もありません。

これはメイドさんがコミュニケーションはとっても、礼儀は絶対に忘れない。またあくまでも、向こうは仕事をしているのだという事を感じる事が出来るので、メイドさんとずっとお話しようとすること自体が雰囲気にそぐわず、不自然になる。。。そんな感じ。こういったお店では、張り紙に「メイドさんを長時間拘束するな！」など注意書きなんてしなくても、雰囲気が客を選ぶ。いや、客が雰囲気を選び、それを良しと思った客だけが残る。結果、クオリティが維持されている。

でも、メイドさんの楽しそうな笑い声がキッチンの方から聞こえてくるのも、結構愉快なものですね。